皆さん、どーも!バウムです。
今回は、沖縄の旧暦で行われるお盆
「旧盆」の一日目
「ウンケー」の基本のやり方について
準備するものやうさげる(お供えする)もの
その詳しい方法までを解説したいと思います。
ウンケーの準備
ウンケーの日の朝は仏壇をキレイにして、
これから始まる沖縄のお盆三日間のために、
供え物や飾り物を整えてください。
ちなみに仏壇はその素材から、
掃除するにはからぶきがおすすめ。
清められる意味合いもあるどうです。
からぶきは仏壇を掃除するだけでなく
清める効果もあるなんてスッキリしますね。
ウンケー基本のお供えポイント
①沖縄のお盆での仏壇飾りは、
中心の位牌やお線香を立てる香炉、
お水の3つ以外は両脇に対で飾られますので、
それぞれ二つずつ用意してください。
②御願では欠かせないお供え物が、
ウチャトウ(お茶)と供え花です。
お墓参りでもお仏壇でも、
ウチャトゥと供え花、お酒とお水を並べます。
③さらに、
果物の盛り合わせを両脇に一対飾ってください。
バナナの他りんごなど、できるだけ丸いものを選んで、
上に盛り上げるのがコツです。
仏壇の飾り方
お仏壇に飾る(お供えする)ものは
実はこれだけではありません。
沖縄のお盆ならではのお供え物もいくつかあるので、
押さえておくと安心ではないでしょうか。
特にさとうきびが、沖縄のお盆の飾りで
大きな役割を果たしているので、お伝えします。
沖縄のお盆独特の仏壇飾り2つ
ウージ(さとうきび)の飾り方
さとうきび(ウージ)は短く切ったら
「七本」ずつ束ねて結び、もう一対、
長いサトウキビを二本ずつ一対の四本準備します。
さとうきび(ウージ)の長い棒を、お仏壇の
両脇に飾る風習を不思議に思う方々もいますが
これはご先祖様が家まで歩く際に使う
「杖」の役割として、飾られています。
ガンシナの飾り方
さらに沖縄では一対の「ガンシナ」と言う、
ドーナツ型のくば笠で作った敷物に乗せた、
大きな果物を両脇に飾りますが、
これはパイナップルなどがおすすめです。
ガンシナに乗せる果物は、もちろん前述した
果物の盛り合わせとは別。
お仏壇にはこのほかに、
丸いぼんぼりも手前に並べる習わしがあります。
ウンケーでご先祖様に出す食事
沖縄のお盆と言って最もイメージされるのが、
重箱料理のウサンミですが、
これは最終日のウークイで出されるお供え物。
ウンケーでは「ウンケージューシー」と呼ばれる、
沖縄の炊き込みご飯を供えてください。
御膳料理は、ご先祖様が
複数いる場合には二膳を準備してくださいね。
ウンケージューシーのお供え方
①お膳を用意してその上に、
「ウンケージューシー」と酢の物(ウサチ)を並べたら、
手前にしょうがを三本並べます。
ショウガは葉付きのものが一般的です。
②そして仏壇側にはお箸となる「ソーローハーシ」
を配してください。
これで沖縄のお盆、
ウンケーの夜のお食事が完成です!
③その他、白団子(白もち)をそれぞれ七個ずつならべた、
「ダーグ(お盆ではウンケーダーグ)」もお出しします。
このダーグはもち米が理想的ですが、
近年では白玉粉で用意する家庭も多いです。
沖縄のお盆、ウンケーでの御願
以上のようなお仏壇飾りやお供え物の準備ができたら、
ウンケーの御願。
親族が揃ったら、ご仏壇前より先に
門前へ行き、お出迎えをします。
ウンケー門前でのお迎えの仕方
①ろうそくなどの二対の灯を玄関(門)の両脇へ置き、
中央に沖縄のお線香「ヒラウコー」を二枚の
「タヒラ」火を灯して並べ置いてください。
②家長を中心に門前へ向かって集まった親族で拝み、
「本日(七月十三日)の盆のいり口、
家族全員でご先祖様をおもてなしいたします。
どうぞおいでください。」
と言った内容の文言を唱えるのが、一連の儀式です。
お仏壇へのウンケーの御願
お仏壇に配膳したら、
お仏壇前でのウークイの御願が始まります。
門前で拝したヒラウコーは、
そのまま置いていく地域もあれば、
家中に持ち帰り香炉に立てる地域もありさまざまです。
ウンケーの御願の手順
①お仏壇での御願でも、ヒラウコーは「タヒラ」の二枚。
ただ、家長だけではなく、集まった人々が
それぞれ1/2ヒラ(それぞれ3本)を、香炉に供える手順があります。
②ここで家長が沖縄のお盆を始めるための文言を唱えれば、
ウンケーの御願は終了。
集まった皆でご先祖様とともに、
食事を楽しんでください。
まとめ
沖縄のお盆の初日、ウンケーの流れ
・基本のお供えはお酒・花・お茶・水の4点
・ウージは短い七本を束ねたものと、長いものを準備
・初日の御膳料理はウンケージューシー
・まず門前でヒラウコーを拝し、お出迎え
・仏壇でも、家族皆がヒラウコーを配して御願
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